【〈叱る依存〉がとまらない】
著者:村中直人
この本は本当に面白かったです!メンタルヘルスケアを勉強している人にとっては、凄く参考になる本だと思います。
叱ることに依存し、やめられないのには叱る側の問題もかなりあるようです。
叱るのも怒るも一緒のこと
叱ることは良いけれども、怒ることはダメと聞いたことがある人は、多いのではないでしょうか?
この本では、相手にネガティブ感情を抱かせて、相手を自分の思うようにコントロールしている点で、叱るも怒るも同じであると言われています。
叱ることを「相手のためを思って」という理由で、正当化してしまう傾向がありますが、叱ることによって、自分とのズレを解消するために、相手をコントロールしている行為であることを認識しなければならないとのこと。
叱るに意味はあるのか?
叱ることについて、今一度、自分の行動を冷静に見つめ直し、その行為がお互いにとっての良好なコミュニケーションになっているのか、真剣に考える必要があると思います。
親と子、上司と部下、選手とコーチ、先輩と後輩など、様々な関係の中で、この叱る場面というのが現れてきます。
叱るという行為が、本当はどういう行為であるのか、また、叱ることの意味は本当にあるのか、叱ることについての影響をこの本では、わかりやすく解説してくれています。
私はこの本を読んで、叱ることについての認識がすごく変わりました。
そして、明日からこの本の内容を実践していきたいと思います。
|
コメント