【妻より長生きしてしまいまして】
著者:ぺこリーの
この本は、還暦直前に妻に先立たれた著者の物語であり、妻に先立たれた男が喪失感と折り合いをつけながら、人生を豊かに楽しく過ごしていること、また、読者へ夫婦の在り方を伝えている本です。
この本を読んだ世の旦那さんは、きっと奥さんに対してもっともっと優しくなれると思います。
夫婦の幸せとは
私がとても印象に残ったことがこれです。(「」内、著書から抽出)
「亡くなった妻との長い結婚生活を振り返ってみて、幸せを感じたのは2人で行った海外旅行でもなければ、贅沢な外食でもない。毎日のささやかな日常だったのだ。」
毎日の妻との何気ない会話や、妻と共に過ごす日常生活、これがいかに幸せなことであったかに気付いたことを著者はおっしゃられています。
自分にとっての幸せは何か?
幸せに感じることは人それぞれ違うのかもしれませんが、私は、普段の何気ない生活を当たり前のように過ごせていることに幸せを感じることができる人が、幸せな人なんだと思います。
これって、できそうでけっこう難しいと思います。
意識しないと、すぐ近くにある幸せを見つけることができません。
朝、ちゃんと起きれて息ができている。
今日の天気は気持ちがいいなぁー。
こうやって意識的に当たり前のことに幸せを感じるようになれるのが理想かと思います。
私自身も、当たり前ことに感謝して、幸せを感じられるような人間に慣れればなぁーと、日々練習しています。
夫婦について
著者は、この本の終盤で世の夫たちへのメッセージを送ってくれています。
後悔しないように、隣にいる妻をめいいっぱい大切にし、愛し続けること。
著者のメッセージが本当に心に突き刺さりました。
この著書に出会ったのをきっかけに、もっともっと、妻に感謝を伝え、大切にし、たくさん愛情を注いでいこうと決心しました。
夜になると、いつもリビングの床暖房の上でテレビを見ながら寝てしまう妻、絶対に睡眠の質が悪いから、ちゃんと布団に入ってから寝てもらうようにお願いしてみようと思います。
本当にいつもありがとう。
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