【アノマリー投資 市場のサイクルは永遠なり】
著者:ジェフリー・A・ハーシュ
本書は、米国株式市場の季節性やアノマリーの統計の詳細を記載したカレンダーで、新NISAで全世界株や米国株の投資信託を保有している人にとって、非常に参考となるものです。
現代の株価を的中させている!!
私が本書の中で驚いたことは、本書は2013年4月初版の本であるにも関わらず、著者はこの時点でダウ平均が2025年までに3万8820ドルに達すると予想しているところです。
ダウ平均は2024年5月に初めて4万ドルを一時超えました。2013年時点では突拍子も無い予想ですが、見事に的中しているのです。
また、本書では「強気相場の中間で起きる2022年の下落相場のあと、ダウ平均は3〜4年で4万ドルに向かって急激に上昇するだろう。」とも書かれており、的中しすぎです。2022年は確かに米国市場は散々でした。
大統領選の周期に関する指標
特に興味深かった部分は、大統領選の周期に関する指標で、任期1、2年目では国民にとって歓迎しない政策を実施するため、株価上昇はそれ程期待できないと言うこと。
任期3、4年目では次の大統領選を見据えて、国民が歓迎する景気対策に力を注ぐため、株価上昇する傾向があるとのことです。
1年のうち、最高の6ヶ月間、最悪の6ヶ月間
一年の中で11月から4月を最高の6ヶ月といい、年末から年始にかけて株価上昇の傾向が見られ、4月ぐらいまでは上昇傾向が続くそうです。
また、5月から10月までを最悪の6ヶ月間といい、この期間は下落相場となる傾向があるとのこと。
本書を参考にした上で
本書を参考にした上で、私は投資方法を変えることはありません。
やることは、新NISAを活用して、毎月コツコツ全世界株(オルカン)を購入するのみです。
本書に書かれていたことを参考にすることで、相場が下がった時に、そもそも下げ相場傾向のタイミングであること知っていれば、精神的に落ち着いた状態で積み立て投資を継続できると思います。
大事なことは、やり続けること!
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