期待しない、依存しない、執着しない、否定しない
普段の生活の中で様々なことがきっかけとなり、強いストレスを感じてしまうことがあるかと思います。その原因は人であったり環境であったり、人それぞれ原因となるものは色々あると思います。しかし、人が変わることも環境が自分にとって良い方向に変化することは、まず無いと言っていいでしょう。確実に変えることができるのは、自分の考え方や対応の仕方や反応の方向転換です。
私は、職場でも日常生活で、ストレスを最小限に抑えて、穏やか平穏に過ごしたいので、常に人や環境に対して「期待しない、依存しない、執着しない、否定しない」という4つの言葉を常に心の中に留めています。私は、この言葉を特に自分に関わる人に対して当てはめることで、ストレスをかなり軽減し、イライラすることもほとんどなくなりました。この言葉は職場だけで無く、家庭でもかなり効果を発揮し、職場でも家庭でも平穏に過ごす手助けとなります。
期待しない
これは、過度に期待しないということです。職場では上司、後輩、同僚など様々な人間関係がある中で、相手に対して期待する場面が多くあると思います。こうなって欲しい、評価して欲しい、理解して欲しいなど。しかし、所詮は相手が主観的となることに対しては、自分の期待通りになるかは不明確です。強い期待を抱いてしまうと、期待通りにならなかった場合、強い落胆や激しい怒りが生まれしまいます。期待するということは、自ら裏切られるという選択肢を作ってしまうのです。
最初から期待はせず、たまたま良い方向に風向きが傾けば、ラッキー!!と思い、悪い方向に傾いてもまっ、いっか!!ぐらいの気持ちで流せば良いですよ。
依存しない
依存とはそもそも、「他のものによりかかること」という意味があり、人に対しても物に対して、その人、その物が無ければどうしようもない状態まで依存してしまうと、不安やフラストレーションを強く感じてしまいます。何事にも依存し過ぎることなく、軽い気持ちで存在しなくてまっ、いっか!!の精神でいると気が楽ですね。
執着しない
執着とはそもそも「一つのことに心をとらわれて、そこから離れられないこと」という意味です。人間はヒトやモノに対して強い執着心を抱くことが多々あります。執着すると、24時間頭の中がその事でいっぱいになり、気にしすぎて不安やイライラが募り、心に余裕が無くなってしまいます。ヒトにもモノにもあまり執着することなく、気楽な気持ちでおおらかに接することで、平穏な気持ちでいられると思いますよ。とにかく、ここでもまっ、いっかくらいのゆるーい気持ちでいきましょう。
否定しない
けっこう職場でも家庭でも人のコミュニケーションの中で、ついついやってしまいがちな人を否定する言葉を発すること。「そういうことをしているからダメなんだ」、「そんなことしても意味がない」、「勉強しないから結果が悪いんだ」など、相手の行動や考えを否定するような言葉には何の思いやりも無く相手に何の良い影響を与えることもありません。さらには、双方ともに嫌な気分になるだけです。子供であっても相手のことを敬い、優しい言葉を掛けてあげることで、自分の気持ちも穏やかでいられます。とにかく、否定する言葉を発しない習慣を身につけましょう。そうすると心は常に平穏でいられます。
4つの言葉を合言葉に
これらの4つの合言葉を常に心にとどめて、いろいろな場面で当てはめていくと、本当にイライラすることが減り、穏やかに過ごせる時間が多くなります。怒ることもほとんど無くなり、人間に怒りの感情は必要なのかな?と思ってしまうぐらいです。最初はなかなか実践して結果へ結びつくことは難しいですが、これもやり始めることとやり続けることがとっても大事です。試しに気軽な気持ちでまずは始めてみてください。きっと幸せな時間が増えるはずです。
期待しない、依存しない、執着しない、否定しない
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